むしょうに書きたくなったりするわけで

やるせない気持ちとかをすごく綴りたくなったりする。ブログやツイートはそんな心の隙間を埋めたりするんでしょうか。

AVアンプを導入しました。マランツのSR5005。地デジなAACとか光TVを5.1chでとか、DTSもいい加減再生できるようにとか、もうちょっといい音質とか欲望が渦巻いて購入したわけです。

お値段も決して簡単に買っていいレベルではありませんが、これだけするんだからいい音に違いないと視聴もせずに機能だけで購入。

とまあ、ネットワーク機能無いじゃんとか、結局2chスピーカー構成なら、無理にAVアンプじゃない方が音いいんじゃないのとか、あとあと思うところもあるのですが、兎に角今までの環境に比べたら、もうなんか次元が違うというか、鬼束ちひろとマイケルジャクソンがベッドの横にこんにちはくらいの聴き応えなんです。

というのはもう買って届いたそのままにポンとおいてならしてみた感想で、俺たちの戦いはまだ始まったばかりだなんて打ち切りにできない紆余曲折を二週間くらいやるハメに。

まず兎に角全部良くなったわけです。響き渡る高音域に厚く透き通るボーカルライン。広がる音場にしっかり定位しつつも散りばめられた楽器たち。そして大地を揺らす低音。低音?

まず気になったのは、駆動力が上がったことで得られた豊かすぎる低音です。ボワ付き過ぎ。床が振動してるし。締まりがない。代わりに、映画なんかはウーハーまずいらないってくらいに適度。付属のマイクでオートセッティングしたことに起因するのか、オーディオ的にはマイナス。というかIQ30はここまで低音出る子なのか。10畳くらいまでは十分な音が出せそう。

とまあ、兎に角これはちょっとあれなので、なんとか締めたい。そういえばリスニングポジションに対してもスピーカーのツイーター位置が下すぎる。こんな素敵な環境になったんだから、機器の使いこなしもしっかりしないと。

よくよく説明書を見ていたら、フロントハイトの出力を使ったバイアンプ接続までできるらしいじゃ無いか。IQ30はバイワイヤできるんだからやってみないと。よくよく調べれば、バイアンプすることで、低音は締まり、高音はよりなめらかになるらしいし。

ということだけど、ケーブル足りないし、同じ機器に繋ぐなら同じ長さが妥当だろうし、ケーブルの質も合わせた方が後の問題解決も楽だから買ってこないといけない。
高さ調整はどうだろう。今はオシャレテレビ台みたいなのに乗せているから、剛性的にも不安が残るし、やはりできれば、スピーカー下にコンクリや石やオーディオボードをいれてみたいけど、高いやらでかいやら重いやらで絶対必ずうまく行く物でも無いしリスクがデカすぎるから、とりあえず高さを稼ぐためにハンズ辺りで黒檀のブロックを買ってこよう。いろいろ見ていたら、オーテクの真鍮+ハネナイトのインシュも値段の割に効果が高そう。でもやっぱりそれなりの値段がするからな。そういえば今使っているインシュレーターはハンズで買った厚さ1cmの真鍮塊だから、ハネナイトゴムさえ手に入れば自作できそう。ってことで、これもハンズに探しに行きたい。

それで結局4cm角の黒檀ブロックと2.5mm厚のハネナイトゴムとケーブル5m買ってきた。ケーブルは最後の一巻きだったので20cmくらいおまけしてもらえた。

で、早速結線したんだけど想定よりケーブルが若干足りない。汗だくになりながら四本繋いで外してを繰り返し、アンプをラックの一段上に上げて一応ことなきを得たけど足場という意味ではちょっと不安なような気も。

スピーカー下は一旦黒檀ブロックのみにして見る。で音だし。いい!何やら全体的にすっきりとして解像度が一つ増した感じに。じゃあと思って今度はスピーカーと黒檀ブロックの間に今まで使っていた真鍮を挟んでみる。音を出してずっこける。なんだこれ。ボーカルが奥の方に行ってしまい、楽器も元気なさげにピロピロやってる感じ。初心者学生バンドかっ!

既存の物同士は全く上手くいかないので、間に更にハネナイトゴムを当ててみる。オーテクのインシュだと、上下にハネナイトなんだけど、いきなり両方というのもあれだし、触ったみるとわかるんだけど、粘性も結構あって、実際製品でも貼った跡が残ったり塗装を穿いでしまったりするらしいので、怖くてやっぱり黒檀側のみにしてみる。

で、結果はものすごい澄み渡って、ボーカルもはっきり見える。バンドがその周りを囲んで、目の前で演奏してくれてるような音場。低音は相変わらず膨らみ気味だけど、雰囲気としてはライブっぽくてOK。っていうかこれが限界かもしれないとかまで思い出した。

ということで、いろいろやってみたんだけど、いろいろやり過ぎて結局どれが一番効果的だったのかはわからない感じに。スピーカーが耳の高さに近づいて、より明瞭に音が聞こえるようになった。インシュレーターの組み合わせが好ましかった。いやいや、ケーブルがメーター300円とはいえ質や好みに良かったかも。というかバイアンプしてるんだから聴こえ方が変わるのは当たり前じゃん、とか。

で、良い音だなーなんて思いながら、買ってきたコーラでマイヤーズを割ってラムコークとかしながらジャイアントコーンとレーズンを貪り食っていたわけです。そう、広がる音場に包まれながら、ラックの上にまるで立ち上がって、スピーカーの間に設置したTVのちょうど真ん中から若干左にずれた「BRAVIA」のロゴの上辺りで歌う吉田美和。って、左上?!

設置当初は設置場所の落ち着きとかないわけで、更に言えば音が良くなりすぎてあんまり気がつかなかったんだけと、いざ冷静に聴き直してみると音像が左によってる。ナンテコッタ。それでもできる限りメジャーで計測しながらリスニングポジションからの設置位置は決めてる。テレビが真ん中で無いかもしれないと思っていろいろやってみるも改善しない。吉田美和もソフィーミルマンもカレンカーペンターも挙句マイルスデイビスまで左寄り。何故か鬼束ちひろや男性ボーカルはそうでもない。録音が左寄りなのかとか思ったけど、iPodで聴く分にはそんなこと思ったこともないし。

というわけで、今度はピタッと決まる位置を探してスピーカーのポイントを探す。というか、ケーブルの締め直しももちろん試した。ものぐさで余らせた右のハイ側に繋いだケーブルも他の長さに合わせた。スピーカーも全体的にクリーニングした。全部徒労だった。精神衛生上は効果的だったけど、左上にいる吉田美和は決して真ん中に立ってくれない。マイルスデイビスも左の方から吹いてる。なんで。

結局数mmずつズラしながら、毎日音出し出るうちに大分真ん中によってきた。やっと真正面でみんな歌ってくれるようになった。と思って、気分でうちぶりとかにしちゃうと又ずれたりするので、もうしばらくはこのまま。なんとなく真ん中だけど、機嫌が悪いのかたまにまた左に寄る。シビアすぎてつかれる。

とまあ、こんなわけのわからないことを夜な夜なやっては音楽聴きながらウトウトする毎日なんて中々理解してもらえないのでこんなとこに書くしかないわけで、きっと私のような人が検索で訪れたりするのです。