社会人1週目

土日はしっかりお休みを頂いております。


さて、1週間社会人をしてきましたが、さすがに1週目ということもあり、座って話を聞くだけが仕事です。社会人としての振る舞いから始まり、心得や会社の構造、実際の会社の事業や各部署のこと、そして自分達の給与や各種保険、税金、交通費の申請や登録など、肉体的に疲れることはほとんどありませんね。


就職活動であれだけなんとかせねばとしていた振る舞いやマナー、言葉遣いも、結局ここでもう一度みっちりレクチャーされるので、二度も三度も聞いたことしたことあるというものも多く、就職の入り口で頑張った人ほどこの段階は辛いものでしょう。"753"と呼ばれる新入社員の辞める数字もこの研修が苦しい(既に身についていて、ただ辛いだけという意)ためということもあるでしょう。


とはいえ、私達新入社員を研修に出したり、研修のための講師その他、用地の確保等々、かかっている費用は相当なものと思われます。もちろん、研修中でも給与が発生しているという社員の方がほとんどでしょう。お金くれて勉強もさせてくれるのですから、こっちとしてはいいこと尽くめ、とも言えます。私はそう考えています。


もちろん、会社としては、この教育のコストの分だけ働いて利益を出してもらわねば困るわけなので、研修に先立って、しっかり学んでくるようにという啓蒙活動にも励むわけですが、多くの社員がそんなことをこの段階で思っていないのも事実のようです。


昨日、某所でのマナーセミナーに参加してきました。セミナーにはいくつかの会社から新入社員が参加しておりましたが、そういったコストの話(「俺らの教育にもお金かかってんだろうなー。一人いくらぐらい出てんのかね?」といった軽い内容)を出したりしたのですが、「そんなこと考えなかった」という意見が大半。座っているだけでお金が出る今の状況に何も疑問がないのでしょうか。


正直、座って話を聞いているだけ、しかも自分が磨かれるという状況でお金をもらえるという状態が怖くて仕方ありません。もちろん、先ほど申し上げたとおり、会社としては必要な投資としての教育なのですが、"話を聞くだけで給料が出る"という肉体的には"楽な"思いをして給与が発生しているのには、後でどれほど恐ろしい仕事が待っているのかと勘ぐってしまったりもします(ぁ


まぁ、ビクビクしても仕方ないので、後でどんな事やらされても困らないよう、研修からしっかり力を身につけておきたいものです。サボると完全に後になって自分に跳ね返ってくるわけですし。