お休み真っ只中です

次から次へとはしかで休校になる学校が出てる模様ですね。バイト先では同大学経済学部の人たちが休校になったというし、家では妹が成蹊大学で休みだと。大変です。


それはそうと、レンタルしてきた映画を全部見終わりました。たまに一生懸命みるのですが、やはり面白いですね。でも、よく考えてみたら、今の恋人と会ってから映画見る頻度も増えたなとも。


とりあえず、パイレーツオブカリビアンは3の公開前にちゃんと見れて良かったのですが、2をもう一度ちゃんと見たくなってしまったのでそれはそれで問題かも。というか、ジャックスパロウの扱いが情けなくて、こんな映画でいいのかと思ってしまう部分多々ありですが。もっとヒーローのように描かれているのかと思ってましたが。ジャックの初登場シーンなんて、いきなりバーンと顔出して、その出し方も「登場!!」って感じじゃなくてちょい役みたいな出し方。それ以降は部下も船も無いなんかだめそうな雰囲気のある胡散臭い海賊だし、最後の最後まで正直いいところなしというか、ジョニーデップの骨が見えるとかその程度のために使われたのではないかと極論したくなるくらいです。ただ、映画としては大変私は良くできると感じます。ディズニーランドの「カリブの海賊」のオマージュというか、元のカリブの海賊を良く知りませんが、TDLを知ってる人には楽しめるシーンも多くて、よくできてるな、と。イントロのジャックとウィルの戦闘シーンでは音楽と剣の音が重なってるところなんてのもディズニーらしくていいなと。TDLカリブの海賊はスティッチが終わり次第ジャック仕様になるようですが、どう改造してくるのか楽しみです。ホーンテッドマンションのジャック仕様は本当に素晴らしいと思うので、期待が持てます。インディのロボットもできがいいし、ジャックのロボもそっくりなんじゃないかと。あとスワン嬢はエロイ。これはガチで。


あ、そういえばスティッチ観てきました。相変わらず気持ち悪かったです。ハムスターヴィールとプリークリーは完コピでした。たまらん。ただ、売ることが目的のディズニーはやっぱりだめですね。コブラバブルスをゴツイ黒人にやらせて、リムジンかキャデラックに乗せるくらいの通好みの仕様を希望します。ジャンバの宇宙船もパレードに並ばせなさい。あと、宇宙連邦の婆さんも。これは子供が泣くと思いますが。あと、リアルナニとリアルディヴィットもいると嬉しいです。というか早くスティッチランドを作れと。金ならあるでしょう。今やらないとビジネスチャンス逃しますよ。今やって看板キャラクターとしての地位を不動のものにして未来永劫売るのが得策だと考えます。ディズニーシーの中でもいいから。むしろそっちの方が世界観合ってていいのかもしれませんが。ハワイの街並みの再現と、スティッチに出てくるスポットの設置。売店、レストランの類も困らないでしょう。土産物屋も完璧。乗り物はバズライトイヤーチックなアクションモノとかスペースマウンテンみたいなのとかスターツアーズみたいのとかいとこがたくさんでてくる何かとか、ネタには困らないでしょう!あとエルヴィスの格好でやるエルヴィスのショー。これは見たい。USJのブルースブラザーズみたいな。


話がずれました。
インディは3作目を見ました。内容がすごい濃い映画ですね。ルパンIII世のvs複製人間を見たときのような満足感がありました。女性とのロマンスがあまりなかったのは残念です(ぁ


で、最後に観たのがグッドウィルハンティングなんですが、これがいい映画。私はウィル(またウィルか!)にはなれませんが、実はウィルはすごい人という想定はいらないんじゃないかとも思えるのです。映画のキャッチとかパッケージ裏の解説だと、「天才とその心を開かせた良きカウンセラー」の話ですが、天才という設定は本来描きたかった人間を余計に際立たせるための「究極の状態」であって、必須な項目ではないのです。要は、「誰にでも当てはまる」話ということ。天才が心を閉ざしているという設定に引き付けられて全編見てしまったのですが、天才が心を閉ざしている部分なんて実はそんなすごい物語でもないし、むしろ作中ではさくっと語られてしまって、見ている側としては「ここまで引っ張ってそれかい!」っていうのが正直なところ。「心を閉ざしてしまった理由とその解決法」が重要な作品ではなくて、みんなが直面する当たり前のこととの対峙が面白い作品なんじゃないかなと思うのです。恋人に見栄張ったり嘘をついたり誰かに嫉妬したり嫉妬されたり馬鹿にされて切れそうになったり好きな人を追いかけられなかったり自分の思いが通じなくて腹が立ったり押し付けられることを拒んだり。どれもこれも天才の苦悩なんて一つも無くて、あるとすれば、「それをするのはとても簡単なのに、それを一生押し付けられるのは苦痛だ」なんて程度のことです。多分誰でも感じたことのある苦痛であり、現代の人間はもしかしたら毎日感じ得る感情かもしれないのです。これを「天才」で「心に傷を負って閉じこもった」人間が解放されていくとしたときに誇張されて描かれているだけです。きっと自分の大好きな友人がある日突然部屋を空けて旅に出たとしたら、さびしくもありますが、何かをはじめる気になったんだななんて思えちゃったりするわけです。隣でずっと見てきた友人ならきっとそう思える。中途半端な友人は「あいつはどうかしてる」として、忘れていくのかもしれませんが。


人間が本当に他人を相手に感情的になっているときってすごい力があるように感じます。すぐ不愉快になるとかそういうことではなくて、自分と他人の理性と感情の間で戦っているときというのが人間の本性であってもっとも魅力的な瞬間なのかもと思います。少なくとも動物としてはそうなのかな、と。人間は理性を持っています。それを含めて人間という動物であって、それが正しい姿で、理性の無い人間はもう人間ではないのではないでしょうか。理性と感情が同等の立場でせめぎあっている均衡の取れたそれでいて激しい状態がもっとも人間の力を発揮している瞬間なのかもしれません。


といいつつも、哲学的なこととか動物・生物・生態学的なこともわからないので、適当にあいまいにして逃げます。とにかく私は生きていきたいです。できれば愛することを忘れずに。