FREEDOM

AKIRA」っぽいテイストで、日清カップヌードルのCMでみなさん記憶しているだろう「FREEDOM」を見始めました。

たまたま借りてたDVDを返しにいった際に目に留まり、しかもその日がTSUTAYAの旧作100円のキャンペーン日だったこともあり、「SEVEN」まで借りてきてしまいました。全部揃ったら見たいなぁ(今のガンダムU.C.状態だったので)と思っていたままそれきりだったので、これを機会に。

舞台が、月に出てる間に核やら何やらで地球がだめになったので、そのまま何世紀か経ちました、なんて世界で、地球は宇宙ステーションが落ちた上に核戦争まであってめちゃくちゃなことになってたっぽい。とはいえ、現代においても国際宇宙ステーションISS)はこれから廃棄ですし、既にここ数ヶ月で何度か人工衛星の落下危機もあったりして、その上先の地震やら東電やら原発やら中国の隠し球(核)発見やら、TPPやら世界各地でテロやデモと今年はいろいろ「地球が持たん時がきているのだ」という台詞が何度頭をよぎったかわからない事態です。

で、Fallout3やりながら、放射能汚染されていろいろヤバイことになってる地球コエー、と思いながら、FREEDOM見始めたら色々設定やらなんやら思うところもあったりして、なんかすごく感情移入。

一話30分足らずなので、ボリューム感はあんまりないのかもしれませんが、さくさく展開するし面白いです。ひさびさにまともにアニメ見てる。

劇中でもキーワードの「アポロ」ですが、先日NASAが、アメリカの月に残した色々なものは人類の歴史の大事な成果なので、保護すべき、とか言い出して、足跡とか置いてきた装置とか国旗とかの周りを立ち入り禁止(数キロ単位で)にするのを検討中とかいう話しもあって、今のところ自由になっている宇宙が、いよいよ各国の管理下におかれたりするようなことがあれば、マジで宇宙上の領土拡大という意味での競争が生まれちゃったりするんでしょうか。大規模な火星探査計画も進んでいるようだし。

ただ、FREEDOMの特典映像に含まれてた「アポロ計画」の解説動画で「月に行って以来、他の天体に人類はまだ降りてない」というくだりが印象的過ぎて。重力に魂を引かれすぎてるんでしょうか。人間の限界はどこまでなのでしょうか。

正直、生のままで行けないところは行ってはいけないところだと思っているので、宇宙開発なんて手を出しちゃいけないと思うです。深海も同様。というか、巣で潜れるところより下はやばい、絶対。人間はどこでもいける気がしてますが、全部道具でなんとかなっていることを忘れちゃいけない。道具が使えることも人間を定義する一要素かもしれませんが、自分の力が及ばないテクノロジーはやばすぎると思うです。先の原発事故なんていい例。飛行機だって結果的に飛んでるだけで、飛ぶ理論がまだ確立してないと言うし。

さて、そうなると、最近話題のタイムマシン実現の予兆が気になってくるわけだったりもして。例の光より早いニュートリノの話。実際の理論は全然わからないけどロマンだけは持っておきたい。本当に実現するかなぁ。

とりあえず、FREEDOMはまだ4巻までしか見てないんだけど面白いですという話。3巻で既に泣きそうになった。アニメはこういうベタな展開のがいいんです。