WaveIlluminator(音楽再生ソフト)

一応いろいろなことが一段落。頑張ったあとはだらけるのが悪いところですね。


使う用事があったのでMP3編集ソフトを探していたら妙な再生ソフトを見つけました。
Vector: WaveIlluminator - 2006年 ベストオンラインソフト - 新着ソフトレビュー(Vectorのレビュー)
WaveかMP3を再生できるソフトです。これだけだと対応するファイル形式も少なく、色々と使い勝手にも難ありなんですが、このソフトの凄いところは、「ソースの音域をスペクトラム表示しつつ、その音域の音をディスプレイの鍵盤で光って示す」という機能。特に「鍵盤を光らせる」というのが非常に面白いところ。メディアプレイヤーなどでも色々な画面エフェクトで再生中の音楽を彩ることができますが、まさか曲通りに鍵盤を光らせるなんてビートマニアみたいなことするソフトはあまり知りません。



そうなると気になるのは音域に対する追従性ですが、普通のポップスやバンド編成の曲では音情報が多すぎてあってるのかあってないのかは正直わかりません(ぁ
ただ、画面エフェクトとしては曲にあわせて輝く鍵盤は秀逸。リズミカルに鍵盤が光る様は音楽を視覚的にも楽しめて、ずっと見ていて飽きません。というか既に1時間以上ソースをとっかえ引返して楽しんでます(ぇー


ゴスペラーズとか「天使にラブソングをサウンドトラックなんかをかけて、シンガーのみのソースを流すと面白いですね。コーラスとメインシンガーの音がきっちり分けられていたりとか、ビブラートでちゃんと音が揺れてるのがわかります(笑
楽器のソロパートなんかもメロディに合わせて光るので、上昇下降フレーズとかトリル系のフレーズがわかりやすくかつ楽しい。和音も完全に再現とはいきませんが、かねがね、どの辺が鳴ってるくらいは視認できるのと、なにより鍵盤が沢山光って派手です。
意外と面白いのが打ち込み系の曲。リズム良く完全に統制された音が光りつづけるので中毒性があります。ジャズはジャズでプレイヤーのプレイによく喰いついていきます。
古いソースはどうかなと思いロバジョン(ロバートジョンソン)かけてみましたが、ロバジョンがこんなに躍動した曲をやっているとは思いませんでした(ぁ
鍵盤の動きで見ると、非常にリズミカルで、これを耳で認識するというのがいかに練習になるかと思わせる。私はロバジョンのリズムに曲だけでノレないへたれなので…。
今再生していて感動したのはジミヘンのギターのグリスダウンが鍵盤上で視認できたこと。これは凄い。ヴードゥーチャイルドで是非。


さて、このソフト、ただ光っているようにも見えるんですが、しっかりその音の大きさで輝き具合を調整しており、最高の点滅からちょっと光ってるぐらいのものまで判別してくれます。どの辺り(音量)から光出すか、あるいは光出してからどれくらいの段階で最高の光まで到達するかを調整できます。ただ、私が少しいじった所感では、「自動調整」がもっとも見やすくわかりやすい感じになるかなと思います。


ディスプレイのカラーはいくつかプリセットが用意されており、大体誰もが考えそうな色使い(赤・青・緑・黄色基調みたいなもの)がしっかりありますので、自分のデスクトップに合わせた色設定で、デスクトップとの調和も良い感じに仕上がります。


シャッフルやリピート機能がついていない模様。ずっと流しておくにはちょっと物足りないかもしれません。


先述の通り、光り易さを調整できるのと、出力をLR区切ったり再生速度の変更が行えたりするので、使い方によっては耳コピーの助けになったりするのかもしれません。そういう意味では再生ツールとして非常に有用。


一風変わったMP3再生プレイヤーとしていかがでしょうか?WMAとかその他の可逆圧縮方式なんかは対応してないのでちょっと今更なソフトではありますが。